40代の転職は厳しい 成功の秘訣と転職に有利な資格を徹底分析

転職関連

2020年を迎えて、今年は東京オリンピックが開催されるなど日本経済は好調と連日ニュースで取り上げられています。

先日、政府は就職氷河期世代(1993年から2005年頃までの学卒者)を対象に支援することを発表するなど変化が起き始めています。

その一方で好調な業績にも関わらず大手企業が40代以上を対象に大規模なリストラを発表するなど複雑な一面も見え隠れします。

今回は40代の転職事情について、現状や年代別の状況、男女別などさまざまな角度から分析し説明していきます。

他にも転職を成功させる秘訣や、有利な資格の紹介など40代の方に特化した詳しい説明をしていきますので、特に40代で転職を検討している方や転職活動を行っている人はぜひ参考にしてください。

参考URL:https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/shushoku_hyogaki_shien/index.html

40代転職の現状


以前は「35歳限界説」と言われ、それ以上の年齢で転職するのは厳しいというのが長年の定説でした。

しかし、団塊世代の退職や就職氷河期世代の頃に企業が採用を絞り込んだ影響で、多くの企業でこの世代が不足してきています。

そのため、40歳を過ぎても転職に成功した事例が近年増えてきています。

特に中小企業やベンチャー企業ではこの世代の採用に積極的なケースもあります。

即戦力としてだけではなく、チームをまとめるマネジメント能力に期待してのことでしょう。

ただし、このようなケースは珍しく今も昔も40代の転職が難しいことに変わりはありません。40代の転職が難しい理由について、次の項目で具体的に説明していきます。

40代の転職はなぜ厳しい?

40代の転職は厳しいと言われていますが、ここからはどのような理由で厳しいかについて説明していきます。

一般的に40代は社会人として20年近くのキャリアの人が多く、世間的にはベテランと見られます。実績やキャリアは十分な人が多い年代です。

しかし職務能力に大差ない場合、企業は伸びしろや順応性のある20代や30代を優先して採用しますが、これは40代と比較して、相対的に20代や30代の方が賃金が安く済み将来性も見込めるからです。

ここからはより具体的な内容で説明していきますので、ご覧ください。

参考URL:https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/caripedia/08#section02

企業が求める要件と求職者のスキルが合致しない

一般的に企業が40代に求める要件として多いのが、「マネジメント能力」です。これはこれまでに培った経験を活かしチームや部署をリーダーとしてまとめてほしいと考えているケースです。

ところが、40代の求職者の中には転職を繰り返すなどしてマネジメント経験を積むことができず、中には未経験職種に挑戦する人も多くいます。

このように、企業の求める能力と、求職者のスキルが合致しないケースが多いため、40代の転職は難しいと言われています。

そのため、40代の転職ではこれまでの「なりたい自分」ではなく「なるべき自分」とは何かについて真剣に考えてみる必要があります。

これまでの経験を整理し、面接する企業の研究をすることはもちろん、企業の求めるスキルは何で自身が活かせるスキルは何かということを一度考えてみましょう。

過去の実績やプライドを捨てられない

これまで大手企業などで輝かしい実績を持ち、部下を育成して華々しい成果を上げてきた人に多い傾向が「過去の実績やプライドを捨てられない」ことです。

ある日突然リストラに遭い、転職活動を開始するものの、これまでの役職や年収にこだわりなかなか内定を獲得できないケースがあります。

厳しい言い方をしますと、これまでの実績はあくまでも過去のものであり、あなた一人で築き上げてきたものではありません

会社の看板や上司の指導、周囲の協力があってはじめて大きな成果を出せたということを忘れないでください。

過去にどれだけ素晴らしい実績を持っていたとしても仕事が決まっていない場合は無職の状態です。

このようなプライドを捨てない限り、残念ですが内定を獲得するのは難しいでしょう。

私自身、このことに気づかず大きな遠回りをして現在があります。

子供の教育費や住宅・マイカーのローン、親の介護も検討し始める40代は人生の中でも特に大きな負担と責任がかかる重要な世代です。

特に金銭面は誰にも相談できず不安な気持ちが大きいことは理解できます。

一度自身の背負ってきた大きな荷物を置いて、まっさらな気持ちで真摯に向き合いましょう。

得意分野やスキルなどこれまでの経験で今後も活かせそうな分野を丁寧に掘り起こし、文書化して履歴書や職務経歴書の作成にあたることをおすすめします。

愛する家族のためにも、ここは真剣に取り組まれることを推奨します。

40代の世代別転職状況


40代の世代別転職状況ですが、大きく分けて40歳~44歳までの40代前半と45歳~49歳までの40代後半に分けられます。

具体的には、未経験職種にチャレンジできる最後の世代が40代前半といえます。40代後半になると挑戦したとしても転職するのは難しい状況です。

この他にもいくつか特徴があるので、ここからは40代前半世代と40代後半世代に分けて説明していきますので、参考にしてください。

40代前半のケース

40代で転職を成功させる人が増えてきた理由のひとつに、高齢化社会を控え政府が企業に要請したことを受けて、定年制度をこれまでの60歳から65歳へ引き上げる会社が増加していることが挙げられます。

その影響で、これまでは転職するのが難しいと言われていた40代ですが採用に舵を切る企業が増えてきています。

他にも、40代前半が転職に成功する理由として企業側から見た場合

1:管理職(リーダー職)の経験がある

2:新規部署やプロジェクトの立ち上げも任せられる

3:50代よりも吸収力が高く使いやすい

4:職場内で打ち解けられるぎりぎりの年代

といった理由があります。

一方、40代前半の求職者が注意すべき事項については

1:残り20年間のキャリアプランをどうするかしっかりと考える

2:プレイヤーか管理職か、どちらの募集なのかを見極める

3:将来的には管理職を希望することを伝える

これらのことに留意して転職活動を行うことが大切です。

40代前半で転職したとしてもまだ会社に20年在籍することを念頭に置いて、いつまでにどうなりたいかのキャリアパスをしっかりと描くことをおすすめします。

参考URL:https://xn--u9j1pk16eeomwucx67eca8360akrw.net/type/40_first_half.php

 

30代の転職に悩む方はこちら

40代後半のケース

40代後半の転職も、40代前半と同様に増加していますが注意すべき事項があります。

転職に失敗したら取り返すことが難しいため、慎重に検討することをおすすめします。

厚生労働省の調査で、前職を退職してから転職先に就職するまでの期間期間で最も多いのが「1か月未満」で40代後半の3割以上を占めています。

その一方で離職期間が「2か月以上4か月未満」の割合が13%、10か月以上の離職期間があった割合は9.2%と他の年代よりも高くなっています。

このことから、1か月未満で転職できた人はあらかじめ次の転職先が決まってから退職している可能性が高いといえます。

その一方で離職期間が長くなる割合が他より高いのは、転職先がなかなか見つからず苦戦を強いられると読み取れます。

つまり、40代後半の転職状況として「早期決着か長期化するかの2極化」が進行しているといえます。

このため、40代後半での転職を検討している方は次の転職先を決めてから退職されることを強くおすすめします。

40代後半の人に企業が期待している要件として

1:豊富な実務経験と業界知識

2:即戦力として働くことのできる適応力

3:チームや部署を率いて成果を上げるマネジメント能力

4:個人としても活躍し、チームとしても貢献できるプレイングマネージャーとしてのバイタリティ

5:中間管理職として的確に立ち回るヒューマンスキル

があります。

特に5番目の「ヒューマンスキル」は適応力やマネジメント能力、対外折衝能力などビジネスにおける総合的なスキルと言い換えることができます。

これがないと転職活動で苦戦することは免れないでしょう。

このように40代後半は40代前半と比較して、実務レベルが高いのは当然としてビジネスマンとしての総合的なヒューマンスキルが問われている。

これまでの経験や知識を職務経歴書や面接の場でアピールする必要があります。

参考URL:https://min-ten.com/guide/guide_2890/

40代の男女別転職状況

 

ここまで40代の転職の厳しさについて説明してきましたが、ここからは40代の男女別転職状況についてどうなっているかは気になるところです。

男性は一家の大黒柱としての責任感、女性は働きながら子育てや家庭を守るなどそれぞれ違った事情があります。

転職状況の実態としてはどのようになっているかを解説していきますので、男女とも40代前後で転職を検討している方は参考にしてください。

40代男性のケース

西暦 全体の転職率 男性の転職率 女性の転職率
2009年 5.1% 4.2% 6.3%
2010年 4.5% 3.7% 5.6%
2011年 4.5% 3.9% 5.5%
2012年 4.6% 3.9% 5.4%
2013年 4.5% 4.0% 5.3%
2014年 4.6% 3.8% 5.6%
2015年 4.7% 3.9% 5.7%
2016年 4.8% 4.0% 5.8%
2017年 4.8% 4.0% 5.7%

上記は、総務省統計局調査が発表した「労働力調査(詳細集計)」のデータです。40代別男女のデータがなかったため、全体のものになりますが男女別年代別の転職率になります。

こちらを確認すると、全体的に男性よりも女性の方が転職率が高いことがわかります。全体のデータのため一概には言えません。

ただし、転職する人が多いといっても全体で5%未満という意外な結果が出ています。

これは女性の場合、派遣社員や契約社員といった非正規雇用が多いため望まなくても転職せざるを得ないといった複雑な事情が考えられます。

一方40代男性の場合、転職するのは簡単ではありませんが全くもって難しいというわけでもありません。つまり、どのように転職を成功させるかというビジョンが必要になります。

未経験職種に転職を希望する時は、どの業界なら採用されるかを検討しそのための準備をする必要があり、経験職種でも転職活動で転職エージェントに登録するなど工夫することが大切です。

転職エージェントも若年層が得意だったり、ハイクラス向けのミドルや外資系に強いなどそれぞれ特徴があるので、自身にあった会社を選択する必要があります。

未経験職種については後述するので、自身でどのような転職活動を行いどんなキャリアを目指すかをしっかりと検討することをおすすめします。

参考URL:https://cj-miratomo.jp/job-change-rate/

参考URL:https://www.it-career-navi.com/entry/40s-tensyoku-mikeiken-man

40代女性のケース

40代女性の転職は、男性同様に難しいことに変わりはありません。しかしその中でも転職に成功させている人はいます。それらの方々に共通している事が2点あります。

1:転職の目的を明確にする

まず転職の目的を明確にするためには、自身が何を目指して転職するのかをまず考えましょう。

男性同様に年収アップを狙うためには同業他社に絞り、未経験職種では転職できたとしても年収が下がる可能性が高いです。

一方で人間関係や労働環境、収入面に不満があるための転職はおすすめできません。転職先で同じ不満をもったとき、再度転職を検討する可能性が高いからです。

2:年齢を理由に消極的にならず、積極的に行動する

年齢を理由に転職が難しいと諦める方がいますが、この場合は転職することができません。

一度自身を見つめなおし、これまでのキャリアで自身のアドバンテージを活かし、職務経歴書や志望動機の作成につなげましょう。

40代女性の転職では、これまでの経歴が重要であることは当然ですが、転職エージェントなどを活用しましょう。

非公開求人などの紹介を受けて自身のキャリアとマッチする案件が出てくる可能性があるかもしれません。まずは現状を打破し、一歩踏み出す勇気を出してください。

参考URL:https://www.from-40.jp/columns/9548

40代の転職を成功させる秘訣

ここまで40代の転職について40代前半や後半に分けた世代別転職の状況や、男女別の現状について説明してきました。

ここからは、40代転職を成功させるための秘訣について考えていきます。

40代の厳しい転職においても成功させる人にはいくつかの共通点があります。

ここからは、その特徴やどのような共通点があるかについて説明していきますので40代で転職を検討している方は参考にしてください。

柔軟な思考力がある

いつの時代でも柔軟な思考力は大切ですが、40代になると男女ともこれまでの過去の経歴や成功体験などに捉われ、思考が凝り固まりそこから抜け出すのが難しくなる人が多いです。

「自分の考えは正しい「これまではこれで成功してきた」といった思考ですが、残念ながら時代は常に進化しており、これまでの常識が全て通用するとは言い切れません。

特に近年はIT化の進行に伴い、人々の考えも進化し新しい革新が次から次へと生まれてきています。

つまりこれまでの成功体験にこだわらず、新しいものでも良いものは取り入れる柔軟な思考力を鍛えることが大切です。

具体的には面接などで「これまでこのような部門で成功してきました」というだけでは足りません。

「このような成功体験を生かし、御社ではこのような提案ができます」といった事例を挙げて説明すると説得力が増し、面接官の印象にも残ります。

柔軟な思考力は一朝一夕で身に付かないため、40代に限らず転職を検討している人は常にこれまでの知識や経験をアップデートする能力を養うことをおすすめします。

ひいてはそれが現職において能力が発揮され、周囲の信頼を勝ち取ることにつながることでしょう。

 

キャリアの棚卸しを行う

自身がどのようなスキルや知識を持ち、転職先でどう活かすかを整理するため、キャリアの棚卸しをおすすめします。具体的には

1:職歴を書き出す

2:職歴に対する評価をそれぞれ書き出す

3:過去のキャリアを分析してみる

4:分析結果をもとに、将来のプランを設計

という順番で行いましょう。はじめに職歴を書き出しますが、具体的に経験した職種・業務内容・ポジション・役職・経験年数なども記載し、イメージしやすくしましょう。

次に職歴に対する評価を書き出しですが、自己評価・他者評価を客観的に分析し、成し遂げた仕事に対する会社の評価を記載しましょう。

自己評価でその仕事を経験していた時の感情など主観的な情報も書き添えると、後に自身の仕事観の分析に役立ちます。

過去のキャリアの分析ですが、評価に対する主観的・客観的分析を参考に、自身の「仕事能力」「強み・弱み」「仕事観」を分析します。

最後に分析結果をもとに将来のプランを設計しますが、ここでも自身の「仕事能力」「強み・弱み」「仕事観」を参考にします。

具体的には

仕事能力から 1:自身の能力に合った、狙うべき業界や職種を考える
2:その能力を活かして、即戦力として活躍できる仕事が何かを考える
強み・弱みから 1:面接で伝えるアピールポイントを考える
2:強みを活かせて、評価してもらえるのはどんな業界かを考える
仕事観から 1:本当に望んでいる働き方とは何かについて考える
2:40代の自身がこれから続けていけるのはどんな職場かを考える

このようになります。

あとは分析結果を参考に、狙う業界と職種を絞り込み、その中から志望する企業を選別していきます。

ここまで分析するのは大変ですが、今後のキャリアを形成する上での指針となりますので、時間がかかってもやり抜くことをおすすめします。

参考URL:https://www.from-40.jp/columns/7155

参考URL:https://www.from-40.jp/columns/10094

 

 

40代未経験で転職し活躍できる職種

ここまで、40代の転職を成功させる秘訣について説明してきましたが、何らかの事情により未経験職種に挑戦する人もいることでしょう。

ここでは、40代からの未経験職種へ転職し活躍できる業界や職種について解説していきますので、未経験職種への挑戦を検討している方は参考にしてください。

 

営業職や接客業

40代未経験で転職し、活躍が期待できる職種のひとつが営業職や接客業です。

はじめに営業職ですが、人生経験や社会人経験が豊富な40代は、相手に合わせた臨機応変な対応が必要な営業職に向いていると言われています。

加えて高いコミュニケーションスキルを持ち合わせている40代が多いため、対人スキルを活かすことができます。

そのため、不動産をはじめ金融、保険、商社、食品など幅広い業種が未経験営業職を募集しているため、転職しやすく、その後の活躍も見込めます。

次に接客業ですが、営業職と同じく対人スキルが必要となるため、40代未経験者の活躍が見込める職種といえます。

主に飲食業や販売業での募集が多いなか、物腰の柔らかい対応が必要な葬儀会場での勤務など、幅広い接客業が未経験者への門戸を開いています。

 

ITエンジニアや工場作業員

近年IT化の進化は目覚ましく、日進月歩という状態が2000年代に入ってから続いています。

その一方でその急速な技術革新が起こる中での人手が不足し、2030には約30万人が不足すると言われています。

そのような背景の中、40代未経験でのITエンジニアの転職も可能で、その後の活躍も見込めます。特にネットワークエンジニアやプログラマー、テスターやデバッカ―などは未経験での募集もあるためチャンスと言えるでしょう。

しかし、未経験での転職は大きく年収が下がる可能性が高く、また進化の早い業界のため日々の努力が欠かせません。

業界の動向を調査したうえで挑戦するかどうかを判断することをおすすめします。

次に工場作業員ですが、ライン製造や軽作業など比較的覚えやすい仕事が多く年齢を問わず幅広い人材を募集しています。

しかし、此方も未経験転職ですと年収を含む待遇が悪化する可能性が高いため、調査をしっかりとしたうえでの転職を推奨します。

 

介護職や警備員

少子高齢化の進展で、今後日本はますます介護職の需要は高まっていくと考えられています。

しかし長年に渡り待遇改善が見られないため、常に人手不足の状態が続いています。

人から感謝され人の役に立てるやりがいのある仕事のため、未経験からでも挑戦する価値はあります。

資格を取得すれば生涯に渡って活躍することができるなどメリットも多く、人と接するのが好きな人には特におすすめの業界といえます。

次に警備員ですが、東京オリンピックや大阪万博など国内のビッグイベントを控え、近年ではAPECやサミットといった国際会議においても重要な役割を果たすやりがいのある仕事です。

こちらも人手不足の状態が続いているため、年齢を問わず未経験者を募集しており、狙い目の業界といえるでしょう。

参考URL:https://www.from-40.jp/columns/8538

 

40代未経験転職に役立つ資格について

 

ここでは、先述した40代未経験で挑戦し活躍が期待できる業界に絞り、転職に役立つ資格について解説していきます。

営業職 普通自動車免許、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)、簿記検定
接客業 接客サービスマナー検定、サービス接遇検定、販売士、TOEICなど
ITエンジニア シスコ技術者認定、IT検証技術者認定試験、ソフトウェア品質技術者資格認定など
工場の作業員 普通自動車免許、フォークリフト運転者、危険物取扱者乙種第4類など
介護職 普通自動車免許、介護職員初任者研修、介護職員実務者研修、介護福祉士など
警備員 普通自動車免許、施設警備検定、交通誘導警備検定、雑踏警備検定など

 

1:営業職 営業先へ向かうため、普通自動車免許は必須といえます。

他にも営業資料や文書の作成のため、WordやExcel、PowerPointなどのツールも必要で、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)を持っていると有利です。

2:接客業 接客サービスマナー検定やサービス接遇検定は、接客業以外にも活用できる有効な資格であると有利です。

近年、訪日外国人が増え続けているため、TOEICもあると活躍の幅が広がります。

3:ITエンジニア シスコ技術者認定やIT検証技術者認定試験は、ITエンジニアの技術者認定(ベンダー資格)で難易度も段階別に分かれているため、資格取得には長い年月が必要です。

4:工場の作業員 普通自動車免許は必ず欲しいところです。

他にフォークリフト運転者は工場内の資材の運搬にあれば活躍できます。

危険物取扱者乙種第4類があれば、ガソリンや過酸化水素水などの危険物を扱う工場で活躍できます。

5:介護職 身体の不自由な人を病院へ連れて行くなどするため、普通自動車免許は必須といえます。

他にも介護福祉士は、介護職唯一の国家資格で取得すると資格手当などの待遇面アップや、仕事の領域が増えるなど活躍の場が広がります。

6:警備員 現場へ急行する際に必要なので、普通自動車免許は必須と考えて良いでしょう。

他にも大規模商業施設やオフィスビルなどに勤務する際に必要な施設警備検定、交通誘導する際に必要な交通誘導警備検定などがあり、どのような警備を行うかにより必要な資格が異なります。

 

40代で転職に成功する人・失敗する人の特徴

ここからは、40代で転職に成功する人・失敗する人の特徴について説明していきます。

主に行動や心掛け、周囲への配慮という点で成功する人と失敗する人に分かれます。

まず成功する人の特徴として、以下の点があります。

 

1:退職理由が明確になっている

2:転職先への希望条件が決まっている

3:諦めても良い、妥協できる条件が決まっている

4:転職活動期間を設定し、いつまでに転職するか決めている

5:退職する前に転職活動を始めている または退職時点で次の転職先が決まっている

6:転職サイトや転職エージェント、人脈やコネクションなど複数の手段を使っている

7:複数の企業に応募している

8:社会人としてのマナーを身に着けている

 

このような特徴があります。

 

一方で転職に失敗する人の特徴はどのようになっているかを解説していきます。具体的には以下で説明しますが成功する人の反対に近い内容となります。

 

1:退職理由が曖昧

2:転職先への希望条件が絞り込めていない

3:転職活動の期限(いつまでに転職するか)を決めていない

4:応募先への連絡をすぐに行わない

5:ビジネスマナーが守られていない

6:面接の時間が守れない

 

40代の転職で失敗する人にはこのような特徴があります。

自身の転職活動に照らし合せて、より成功する人の特徴に近づける努力をするのが、希望の転職先へ入社する第一歩となります。

反対に失敗する人の特徴に多く当てはまっている人は、現時点では成功する可能性が低いので、何のために、また誰のための転職活動かを今一度考えましょう。

修正すべき箇所を見つけ出して改善することを推奨します。

参考URL:https://www.from-40.jp/columns/1716#ttl2

 

 

まとめ

●40代の転職が厳しいのは、企業の求める要件と求職者のスキルが合致しないなど、さまざまな理由があります。

●40代で転職を成功させるために、過去の栄光やプライドを捨てて、まっさらな状態で臨みましょう。

●40代前半と40代後半では、求められるスキルが大きく異なります。

40代前半はマネジメントスキル、40代後半はマネジメントスキルを含めたヒューマンスキルが重要です。

●40代の転職で男女別では、女性の方が転職率が高くなっています。

これは契約社員や派遣社員などの非正規雇用が男性と比較して多いため、転職せざるを得ない厳しい状況が考えられます。

●40代の転職を成功させる秘訣は、柔軟な思考力を持つこととキャリアの棚卸しを行い自身の自己分析を客観的・主観的両面で見つめなおすことが大切です。

●40代未経験で転職できる職種に、営業職や接客業、ITエンジニア、工場作業員、介護職や警備員などがあります。

●40代未経験転職で役立つ資格にはさまざまなものがありますが、中でも普通自動車免許は必須と考えられます。

●40代で転職に成功する人の特徴として、行動力や心掛け、周囲への配慮といったものが必要で失敗する人の多くはこれらのいずれかが足りないと考えられます。

ここまで、40代の転職についてさまざまな角度から説明してきましたが、大切なことはまずその第一歩を踏み出すことです。

現状への不満から転職を検討することはおすすめできません。転職先で同じような不満が出てきたとき、再度転職を検討するなど歯止めが利かなくなるからです。

転職は自身の問題だけではなく、周囲の家族にも影響があるので慎重に検討し、やむを得ない事情となったときにはじめて転職を決意し行動するようにしてください。

転職を決めることがゴールではなく、転職先で活躍し自身が満足することではじめてゴールが近づいてくるということを忘れずにいてください。

そして最後に、周囲の協力や助言に感謝しそういった外部の協力があってはじめて仕事や転職ができるということを考えて、あなたの目指すゴールへ突き進んでいってください。

 

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エイージ
■首都圏某私大卒後、新卒で大手外食企業へ就職し、その後20代で大手ノンバンクへ転職する。30代で営業・大手物流、40代で都内準大手タクシー・物流倉庫など各世代で転職を成功させた体験を持ち、さまざまな職種を経験する。 ■本業以外の副業として、それらの経験を元にした転職や、タクシー関連を中心にしたWebライターやブロガーとして活動している。 ■2019年からクラウドワークスやランサーズ、ビザスクなどでwebライターやタクシードライバーとしての知見を募集し、数々の仕事をこなすなど一定の成果をあげている。 ■これまでのwebライターやビザスクで得た経験や知識を活かし、2020年1月からブログ執筆を開始し収益化に向けて奮闘している。